LightPaper

LightPaper icon

シンプルで使いやすいライティングアプリ。

素敵なライティングアプリを求めている時に、以前使用していたことを思い出してまた引っ張り出してきたのですが、やはりシンプルで使いやすい。
以前はフリーウェアとして配布されていたと記憶しているのですが(違ったかな?)、その時とは開発元も変わり、現在は$14.99の有料アプリになっているようです。LightPaper 1.0がリリースされたのは2015年の11月のようでした。
しかし、有料である点、Mac App Storeには無い点を差し引いてもとても魅力的なアプリです。今回はたまたま良いタイミングでBundleHuntの「CREATE YOUR MAC SUMMER BUNDLE(50個のアプリの中から好きなアプリを7個選んで$16.99)」というセールの中に含まれていたので、迷わず購入してしまいました(勿論他にも欲しいアプリがあったからなのですが)。単純に$17を7で割ると、約\$2.4。良い買い物だ。

lightpaper-screen
LightPaperの基本画面

素敵なライティングアプリとしての条件的には

  • ライティングに専念することができるUIであること
  • テーマごとやブログごと・下書きや投稿済みなど、原稿たちを分類・整理できること
  • Markdownが使えると良いことあるかもね
  • 安いに越したことはない

の4点を満たしているので、まぁまぁ及第点と言えるでしょう。値段が割引価格であった点が微妙ですが。

シンプル故に集中しやすい

画面を見ているときに、やたらと主張してくる余計なメニューやアイコンなどが無いので、実に集中しやすい。軽量な動作も作業に集中するのを助けてくれます。
画面は基本的に文章ファイルをナビゲートするためのNavigatorペインと、Markdownなどで打った文章を視覚的に確認できるPreviewペイン、そしてメインの文章を入力するEditorペインの3ペイン構成。Editor以外のペインは隠すことも出来ます。さらにDestraction Free Modeにすると、メニューバーなど余計なもの全てを隠すことができるので、文章書きに没入できるようになります。
また、アプリ自体のテーマも複数プリセットされており、最近流行りのナイトモードにすることも可能。追加のテーマをダウンロードしたり、テーマを自作することも出来るようです。凝りだすと楽しそうです。
Markdownエディタなので、Markdownでできることは一通りできます。リンクを入れたり画像を配置したり。見出しによるファイル内ナビゲーションも可能です。
他にもタブで複数の書類を開けたり、メニューバー常駐のLightPaper Miniというメモ書き用の機能があったり、軽いわりには高機能です。

Destraction Free Modeでライティングに没入
Destraction Free Modeでライティングに没入

文章管理はファイルベース

NavigatorペインにFinder上のフォルダなどを表示させることができますが、LightPaper自体にはファイル管理機能はありません。ファイルやフォルダを作成したりリネームや削除などができますが、例えばファイルを移動したりすることは出来ないようです。
LightPaperで作成した書類は基本Markdown形式になりますが、Text形式でも保存が可能。また、書類全体または選択範囲をHTML形式・PDF形式などで書き出すこともできるので、場合によっては便利に使うことができそうです。まぁ、HTML形式で全体を書き出した時のHTMLの書きっぷりは正直あまり使い物にはなりませんが。
また、ファイルベースで管理ができるということは、LightPaperで作成したファイルを他のアプリでも使用することができるということです。LightPaperで扱うファイル形式はごく一般的なものなので、そういう意味では汎用性が高いと言えるでしょう。ファイルの保存場所もどこでも良いので、iCloudドライブやDropboxを選んでおけば複数の機器でアクセス・編集が可能です。

ファイルベースの文章管理
ファイルベースの文章管理

パブリッシュ機能は無いけれど

WordPressなどへの投稿機能はありませんが、ブログをURLで指定するとそのブログのWordPressテーマを読み込んで、そのテーマに擬似的に書いた内容を適用して見せてくれる「Real Preview」というモードがあります。今どんな感じかな、程度の確認ができるようになっています。
ぶっちゃけ、実際に文章を投稿するときは最終的にWordPress上でいろいろと細かい設定とかしなければならなかったりするので、最近はパブリッシュ機能はいらないかもと思い始めているのですが。

ここが惜しいのだ

動作も軽いし集中して書けるのも文句は無いのですが、残念ながら気になる所もあります。
一つは文章管理。
便利である反面、できるようにするんだったらもっと徹底的にできてくれればいいのに、と思うのであります。具体的に言えばファイルの移動なんですけどね。新しいフォルダを指定した場所に作成することもできないようです。
もう一つはMarkdown。
一部のインライン要素のMarkdownを前後に改行の無い文章中に使用するとき、その要素を記入する直前に半角スペースを入力しないとうまくマークアップしてくれないようです。結果的にその半角スペースは文中に残ることになるので、ちょっと困り者です。
もう一つはUI。
アイコンは昔のものから格段に良くなったと思うのですが、アプリの画面の方はいささか古臭さが残る残念な感じなのです。ファイルのアイコンも含め、全体をフラットデザインにしてくれるととても嬉しいんですが…。
そして最後に、Mac App Storeに無い。
シリアルの管理とかインストール可能台数とか、今時めんどくさいです…。

ともあれ

この手の軽いエディタは大好物ですので、喜んで使っております。
この記事もLightPaperで書きました。

LightPaper – 42Squares –

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