お別れは突然に。
割とOSなどのアップデートは躊躇なくやってしまう方なのですが、今回もmacOS Sierraのアップデートを新機能にワクワクしながらやったのですよ。
思ったほどの時間もかからずに、アップデートは無事終了。「ようやくMacにもSiriちゃんが来たねぇ」などと喜びつつ、一通り不具合がないことを確かめた後、ふとアプリケーションフォルダを見てみると、Fraiseのアイコンに不穏なマークが。
FraiseはSmultronベースで作られ(てい)たフリーのテキストエディタです。動作が軽くて使い易いエディタで、コーディングに特化されていたのでウェブ制作をする時などには大変重宝していたのですが…。
しかし「んじゃSmultron使えば良いじゃん」って訳にも行かせたくない。
SmultronはFraiseより高機能でMac App Storeにこそあるものの、有料で(←これはまだ良い)OSが上がるたびにメジャーアップデートをしてその度に課金が必要で(←嫌だよね)何よりアイコンが可愛くない(←これが最悪)。
Fraiseは開発も止まっており、最新バージョンが出たのが2010年という有様だったので、心配はしていたのです。
まぁ最近はコーディングにはBracketsをメインで使用するようになったし、それ以外にテキストをちょっと打ちたいなんて機会も減ってきたし、CotEditorも持ってるし、Fraiseが使えなくなってもぶっちゃけそれほど困らないというのが悲しいところではあるのですが。
こうやってレガシーなアプリは淘汰されていくのだなぁ、と少し寂しく思ったのでした。
ちなみにFraiseが使えなくなったのはSierraのベータ版の時点で既に発覚しており、AppleがObjective-Cのガベージコレクションをサポートしなくなったことによるもののようです。(参考はこちら)

そして
ありがとう Fraise
はじめまして,通りすがりの者です。ご存じかもしれませんが,既に githubで jfmoy/Fraise から fork した abentele/Fraise が Fraise 3.7.4 として公開されています。私はまだ確かめていませんが
https://github.com/abentele/Fraise/releases/tag/3.7.4
をご覧の上,動作を確かめるとよろしいでしょう。
高橋さん、こんにちは。
とても素敵な情報ありがとうございます。
早速確認してみたいと思います。
私も良いエデタがなくなって探していました。
動確済みです。とても素敵。